CAMARO-33



Mr.GT'S Ford Mustang 5.0GT

 マスタングGT VS カマロZ28 
インプレッションNo.33

 

 カマロオーナー諸氏にとってマスタングは意見の大小問わずおとなりさんのようで同じアメ車です。イメージはボディが少し小さくてEgも5リッター未満。女性オーナーもみかけるおとなしい雰囲気がある車だ。ただ、毒のまわった4.6リッターDOHC搭載のコブラ(300馬力オーバー)を除いてね(^^;

アメ車購入時にもカマロかマスタグにしようか迷った方もおられたことと思います。また、これから迷う方もいるでしょう。
今回、94年式マスタングGT、5リッターV8OHVを積んでいた数少ないモデルに乗ることができました。しかも、まだ走行距離が一万キロ少しで内外装ともピッカピカ、マスタグフリークには有り余る好条件のマシンだったんです。

タイヤサイズはP245/45ZR17。キズひとつない美しいボディ。
ミラーはどうして黒である。 カマロにないサイドのエアインテークや、GT専用ウイングが力強さをアピールしている。

ノーマル状態でついてるオーバーフェンダーは輸入時に車軸がずれていたため左右の幅をごまかすためにつけられた苦肉の策と聞きます。なのでホイル交換時は干渉しない様、気をつけよう。


借用→

内装や使い勝手をカマロと比べてみましょう。今回前期型のため室内は黒一色、GTなのでタイトな座りごこちの皮張りシート。しかも運転席は電動で前後だけでなく上下に動く。これなら背の低い女性でも容易に運転姿勢を確保できる配慮がすばらしい。あと、腰の辺りがコンプレッサーで膨らみを調整できる。しかもヘッドレストは可動式。これにくらべるとカマロはただの平らな椅子である。(´ヘ`;)
パワーウインドの開閉がとても速いのに驚いた。またドアが小さいので軽くて開きが少なく済むのもカマロとの違いだ。

カマロで満足のボーズ製オーディオ音は、マスタグも負けない。6スピーカのマッハ製で抜群の音響だ。低音での大音量も余裕で可能だが、あまりの振動で外のサイドミラーが震え、視認できなくなるから困ったものだ(苦笑)ラジオ&テープデッキ(現車は8スピでCD標準)はカマロで97年以降のモデルの性能だろう、頭出しも出来ない私の前期純正デッキとは比べ物にならない便利さだ。

エアコンはもちマニュアル、効きも申し分ない。ヒーターは火傷するほど熱いのはアメ車ならでは!?V8 5リッターの有り余る放熱を利用するのだから室内フィンは熱で曲がらないだろうかと心配。
ジュースを置いとくカップはカマロと同じ、1個所しかない。灰皿はカマロより大きく実用度は高い。
ハザードスイッチがハンドル上部奥にあり、現在の使い方とマッチして使える。カマロ前期の私は全く使ってない(´・ω・`)ガッカリ・・・

内装デザインはカマロと比べて日本車に似てると感じた。カマロは味気ない直線的な空間と簡素なシートが古きアメリカンを彷彿させるのに対し、マスタグは流麗なデザインと分厚いシートでとても現代的だ。カマロなど田舎車同然である。
でもここからのコメントはカマロオーナーは小踊りしなければならない・・・ Why?

カマロのほうが圧倒的に居住空間が広い!マスタグは大柄な私だと助手席で足を組めないほど狭い。後部座席は国産スポーツカー並に狭く、上部も低いため大人だと3名乗車がやっとだなあ、カマロは大人4人しっかり乗れるしネ。
トランク容量もハッチバックのカマロは素晴らしい。薄くても広く積めるカマロに対し、マスタグは後部座席を倒してトランクとつないでもゴルフバッグ1個分ぐらいじゃない?だろうか。このエンジンにこの居住空間ではカマロより贅沢になる・・・(;´Д`)ウウッ…

 

●車名・型式 E-1FATP42

全長x全幅x全高 4615 x 1860 x 1390 mm

車両重量 1570 kg

 

●エンジン

水冷V型8気筒OHV

総排気量 4942 cc

使用燃料 レギュラー( ̄□ ̄;)ナント!!

最高出力 215 ps/ 4200 rpm

最大トルク 39.4 kg・m / 3400 rpm

エンジンをかけてみる。やさしくシュルシュル〜ルンッ・・ドスンと車体が揺れ、ボンネット内にV8の存在を感じる。排気音はノーマルでも車外なら乾いたV8音を奏でるのだが室内は寂しいくらい静かだ。30年前に設計されたこのEgはスペック的には3rdカマロにあたるのではないでしょうか。ただ、トルクはそのころのカマロに比べ高回転域になされているのが特徴。

 ホイールベースはカマロとほぼ同じだが、全長はカマロより約30センチ短いため街中での取りまわしマスタグの方がよかった。そうそう、運転席からは自分のボディが全然見えないカマロに比べボンネットが見渡せ、サイドの後ろ側にも小窓があるためピラーが邪魔なカマロより視認性がよく初めて乗ったのにもかかわらず、車の大きさが把握しやすかった。

いよいよ走行だ、この写真撮影後オーナーのGT氏はノーマルの腰砕けふわふわの足回りをUSロワードコイルとモンローショック、ダンロップFM901タイヤにチューンナップしてしまったことを付け加えなければならない

まずハンドルを握って驚いたのはカマロに比べ細いにぎりだ。しかもパワーステアリングがすごく軽く、片手車庫入れができる。パワステの軽さはスピードに関係なく軽い。ハンドルをつまんで運転するよな感じ。

信号スタートもZ28に似て、けだるい動きだが変速ショックはとても穏やかでカマロの名ばかりハイドラマチックターボATよりずっと品が良い。
だがこの前期型マスタング94,95年式のATは弱いらしく、それ以降は対策ATに変更されているそうだ。 回転計も1000〜1500rpmあたりでトコトコ走ってゆく、アクセルワークはカマロに乗ってるのと違和感なく走れ、追い越し加速などもかわりない。フォードのEgなのに乗り味に違いは感じない。ん〜国産車ならこうはいか無い気がするのだが。

ブレーキは特筆すべきかカマロよりすこぶる良く効く。といっても国産スポーツカーのようにはいかないが普通によく効く。フロントのローターがカマロより大きい気がする。ただペダルの踏みシロが薄いのが気になった。

ノーマルマフラーのおかげで静寂そのもの。音楽がよく聞こえる。マイルドなATは変速ショックを感じさせず、黄信号をアクセルオンですいっとクリア。足回りはシリコンの上にのってるような感じで地面からの突き上げ感無くしっくり車線変更が可能な大人のいい車になっている。
女の子を乗せるのに遠慮はいらない状態に自分の車を反省してしまった
なぬぅ〜σ(゚┰~ )アッカンベーだ

 乗るならやはりワインディングでしょ。え?アメ車乗りは行かないって!?そ、そうだよねえ。(_ _。)・・・シュン
でも行っちゃいました!GT氏を助手席にのりこませて。。

せまるコーナー、マスタグGTの分厚いトルクはモリモリ車を運ぶ。目の前に山肌が大きく見えたときグゥと静かに強くブレーキを踏みしめコーナーへ入る。軽くて細いステアリングを切りすぎないよう落ち着いて操り、そしてアクセルON!・・・しまったアクセル踏むのが遅かった?(汗)うーん、私のカマロより早くアクセルを踏める状態にマスタグは落ち着いていたのだ。

だったらってことで次のコーナーめがけてアクセルを蹴飛ばす。シフトダウンしたギアはこの場にあってはならないよな加速で闇夜がぶっ飛ぶ。向うS字コーナーへブレーキを残しながら突っ込んで行く、コントラーブルで信頼のおけるブレーキはとても快適でいつでもどこでも調節しやすい。カマロで慣れた私にはいささか気を使ったが。。
ロワードにしてるせいだろう、アクセルを入れれる位置がショック交換だけでノーマルサスの私のカマロより格段に早く踏めるのだ。姿勢制御のために踏んでいるブレーキの時間がとても短く済む。

乗りなれているカマロでの走りが体感的に初めて乗ったこのマスタグで容易に実現してしまったことに驚いた、しかも静かな走りで。
ワインディングのひどいわだちも、17インチタイヤはもっちりしたスタビリティを発揮、薄いタイヤより快適。そしてカマロより軽く感じるフロントの軽さが武器だ。右や左に軽いステアリングとあいまって自由自在に楽にこなせる。そしてブレーキの踏む力もカマロより軽いのでつま先で踏むより足裏のほうが操りやすかったぐらいだ。
乗りなれれば自分のカマロより格段に速く走らせてやることができそうだ。

ただ95カマロと違うのはアクセルをONしたときのトルク感が薄く感じられたこと。グゥバッとした立ちあがりが物足りない。排気量の違いもあるし、最大トルクの回転域がマスタグより低いためそう感じたのだと思う。なのでアクセルを多く踏んでしまえば解決できることだが、そのあたりちょい踏みカマロの方がイージーなアクセルワークだったりする。

マスタグは燃費は郊外で7km/l、市街地5km/lと良い結果だ。(ただし、添加剤+バッテリー補助パーツによるチューンナップ済み)
全体的に大変乗りやすく、アクセルもマイルドな味付けで女性も安心して乗れる一般乗用として色濃い車だと感じました。ふだんおとなしいのに、峠でも素早く、メーター240km/hもちゃーんと出てしまうマシンとしての色も健在でした。

古きアメリカンから逸脱できないカマロと、現代の基礎に立つムスタング。両者の向う方向は違うけれど、ゆったりノーテンキなアメリカンテイストは変りません。案外自分のTPOに合わせて選べる違いはあると思いますよ。どちらの価格も魅力的♪
どっちの料理ショーならぬ魅力がいっぱい!よだれをおさえて選んでね(⌒-⌒)ニコニコ...

P.S ご協力頂いたGT氏にお礼申し上げます。


インプレッションNo.32

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